2023/09/20更新情報
10月9日(月・祝)開館、10日(火)振替休館日のお知らせ
9:30~17:00(最終受付16:00)
2011年3月11日発生の東日本大震災による大津波とその後の大規模な火災は、死者1,143人(震災関連死を含む。)、行方不明者212人に上る最大級の悲劇を気仙沼市にもたらしました。(人的被害は住民登録ベースによる。気仙沼市ホームページ参照)
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は、将来にわたり震災の記憶と教訓を伝え、警鐘を鳴らし続ける「目に見える証」として活用し、気仙沼市が目指す「津波死ゼロのまちづくり」に寄与することを目的としています。
令和4年4月1日付で「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」の館長を拝命致しました芳賀一郎です。
私は東日本大震災時、気仙沼向洋高等学校を17年間勤務し、退職後非常勤講師をしておりました。午前授業を終え帰宅して間もない時間に、あの驚愕するような大津波襲来を体験しました。当時、向洋高校には生徒・教師・工事関係者約250名位がおりました。校舎は海から約150m、海抜は0~1m位の立地条件下で13mを超す大津波に襲われながら、臨機応変な迅速避難で誰一人犠牲にならなかったことは、正に奇跡であろうと思われます。
その後、向洋高校跡地に建設された震災遺構・伝承館には、東日本大震災の大津波襲来の壮絶な動画や爪痕、感涙する地元中学生の卒業式の答辞・語り部による奇跡の避難動向等の説明等「防災意識の啓発できる館」として大変評価を得ており、教育旅行生や全国各地から多くの見学者が訪れております。
さて、ご存じのように「日本は今、歴史的な超巨大地震の危機に直面している等々」と、政府の地震調査委員会や著名な方々の説がマスメディアに提唱されております。現に令和4年3月16日の大地震もその警鐘通りかと思われます。
唐突ですが、震災後「人間一人の誕生は、60兆分の1の確率で奇跡的に誕生した。」(筑波大教授:村上和雄 教授・説)との提唱を思い出し「我々の尊く重い命」を自然災害等で犠牲になるような事は絶対避けなければならないと思います。
改めて、この館が多くの方々の「防災意識啓発」の場になることを、衷心よりご祈念し、挨拶と致します。
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 館長 芳賀 一郎
所在地 | 〒988-0246 宮城県気仙沼市波路上瀬向9-1 | ||
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TEL | 0226-28-9671 | FAX | 0226-28-9675 |
info@kesennuma-memorial.jp | |||
最寄駅 | JR気仙沼線「陸前階上駅」 |
4月~9月9:30~17:00(最終受付16:00)
10月~3月9:30~16:00(最終受付15:00)
※曜日・祝日に限らず開館する日
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