2024/11/20更新情報
12月開館情報のお知らせ
9:30~16:00(最終受付15:00)
2011年3月11日発生の東日本大震災による大津波とその後の大規模な火災は、死者1,143人(震災関連死を含む。)、行方不明者212人に上る最大級の悲劇を気仙沼市にもたらしました。(人的被害は住民登録ベースによる。気仙沼市ホームページ参照)
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は、将来にわたり震災の記憶と教訓を伝え、警鐘を鳴らし続ける「目に見える証」として活用し、気仙沼市が目指す「津波死ゼロのまちづくり」に寄与することを目的としています。
令和6年4月1日付で、「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」館長を拝命いたしました及川淳之助と申します。
私は東日本大震災時、気仙沼市の隣町にある南三陸消防署に勤務する消防職員でした。
震災当日は非番日で在宅中に地震が発生し、直ちに勤務先の消防署に駆けつけたところ署内は書類やパソコン等が散乱し、一目で只事ではない状況と察知しました。非番の職員も次から次へと集まり、署内は不安とただならぬ緊張感に包まれていました。
その後、大津波が襲来し庁舎を襲いました。二階に避難しましたが、大津波に巻き込まれ、庁舎から約4㎞離れた戸倉中学校付近の陸地に漂着し、3時間後地元民に救助されました。この大津波で10人の仲間が飲み込まれ殉職しました。この震災から13年、各職員との日常が走馬灯ように脳裏に浮かび、「逃げろ」と大声で知らせておけば、といまだに自責の念にさいなまれています。
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は被災した「宮城県気仙沼向洋高等学校旧校舎」を震災遺構として地震と津波の爪痕を当時のまま残しています。
この場所で自然災害との向き合い方を「見て・聞いて・感じて」学び取り、自身の生活の中に置き換え「自ら考え行動する」人材育成の場と考えておりますので、多くの方々の御来館をスタッフと共にお待ちしております。
申し遅れましたが、令和6年1月1日16時10分に発生した能登半島地震により、被災された皆様に、心からお見舞い申し上げると共に尊い命を突然奪われた故人、御遺族に気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館職員を代表し衷心より哀悼の意を表し挨拶と致します。
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 館長 及川 淳之助
所在地 | 〒988-0246 宮城県気仙沼市波路上瀬向9-1 | ||
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TEL | 0226-28-9671 | FAX | 0226-28-9675 |
info@kesennuma-memorial.jp | |||
最寄駅 | JR気仙沼線「陸前階上駅」 |
4月~9月9:30~17:00(最終受付16:00)
10月~3月9:30~16:00(最終受付15:00)
※曜日・祝日に限らず開館する日
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